機関誌『シンガポール』 2006年度


機関誌「シンガポール2006年1号」

日本・シンガポール国交樹立40周年記念特集号

目 次

2005~2006年 イベント一覧

 シンガポール協会は年間を通じて、各種イベントを実施し、情報交換、会員相互間の懇親を図っています! 


怨讐を超えて構築された日シンガポール関係

元駐シンガポール特命全権大使
(社)日本シンガポール協会 顧問 都甲 岳洋

 1970年代後半以来、日本とシンガポールの政治・経済関係は極めて良好に推移している。だが、第二次世界大戦中に日本軍がシンガポールを占領したという暗い過去があったことを、我々日本人は忘れてはならないのではないか。そのことをもう一度考えさせてくれる一文。


日本・シンガポール国交樹立40周年記念特集号へのメッセージ

 タン・チン・ティオン駐日シンガポール大使、小島高明駐シンガポール大使、並びに吉川惠章シンガポール日本人会会長からの特別寄稿3篇。


日本・シンガポール国交樹立40周年に向けたお祝いのメッセージ

在京シンガポール共和国大使館
特命全権大使 タン・チン・ティオン


日・シンガポール 40年のパートナー 

駐シンガポール特命全権大使 小島高明


日本・シンガポール外交関係樹立40周年を振り返る

シンガポール日本人会会長 吉川 惠章


シンガポール外務省タン副次官との会食

(社)日本シンガポール協会副理事長 羽藤 武臣

 シンガポール政府高官に当協会の草の根活動をPRしてきました!


最新のシンガポール事情(その5)
クリスマス・旧正月・「季節の変わり目」にふと思ったこと

JACシンガポール兼ストラトンズ・コンサルティング
プロジェクト・マネージャー 丸山 恭平

 シンガポール政府が低所得者を対象に10億ドルのボーナスを出すという。その背景に見えるのは、高度成長の中で取り残された負け組みの人たちではないだろうか?


UENOの文化散策(その2) 元在シンガポール日本大使館参事官

(社)日本シンガポール協会顧問 上野 景文

 上野さん独特の語り口が冴える連続エッセー。第二回目はオーストラリア編です。6万年も前にマンゴ人と称す人類がオーストラリアに住んでいた?


異文化間コミュニケーションにおける「文化」とは何か

立命館アジア太平洋大学助教授 小竹 裕一

 イスラムのカレンダーは金曜日から始まる! 一方、日本のカレンダーでは最初の日となるはずの一番右側に日曜日が並んでいる。だが、実際の1週間は月曜日から始ま る。カレンダー一つから見える文化の違いへの考察。


日本人のシンガポール体験(27) 

広島大学助教授 西原 大輔

 チベット語研究や「チベット旅行記」で知られる河口慧海が、チベット旅行の途次、シンガポールに立ち寄っていた。そこで起こった事件とは?


国際結婚してみれば(その18)  

フリーライター 青木 直美

 郷に入ることで始めて分かる異文化。義父の葬式と姪の結婚式を通じて、シンガポールへの理解を深めた青木さんの連続エッセー。


村上紀行 ― 隠れた世界文化遺産

(社)日本シンガポール協会理事 山田 章男

 仲間で裏日本の温泉を訪ね、塩引き鮭のスライスを酒のつまみ、地酒に舌鼓を打ちつつ、天智天皇や豊臣秀吉から、与謝野晶子の短歌や野口雨情の世界を語りあう、羨ましいようなシニアの生活!


私のゴルフ漫遊記(第10回) エキゾチックなバーミューダ島

(社)日本シンガポール協会会員 深澤 満穂

 英領バーミューダはニューヨークから飛行機で2時間、大西洋に浮かぶゴルフ・パラダイスでもある。今回はそのバーミューダ島で第一級といわれているMid. Ocean C.C.でのゴルフ体験の思い出。


アーティスト紹介 フランス人芸術家 アガト・ド・バリアンコート

(社)日本シンガポール協会会員 猪山 雄司


イベント報告

  その1・第3回 初笑い 落語と懇親の集い
  その2・関西・シンガポール同窓会
      (社)日本シンガポール協会理事 九津見 明
  その3・香港協会主催皇居外堀一周ウォーキングへの参加
      (社)日本シンガポール協会理事 山田 章
  その4・草津一泊バス旅行 (社)日本シンガポール協会会員 三橋啓一


新会員から一言新会員 

柴田 佳奈子

 シンガポールの東大と云われるNUS(シンガポール国立大学)は学部学生が28,000人、大学院生が5,000人のマンモス大学。そのNUSで4年間学んできた柴田さんの留学報告を兼ねた一文。


最近の新聞報道から 

新会員紹介

編集後記 


機関誌「シンガポール2006年2号」

目 次


巻頭記事シンガポールの生みの親:スタンフォード・ラッフルズ

(社)日本シンガポール協会理事長 澤田豊治

1819年1月29日、スタンフォード・ラッフルズ卿がマレーシア半島の南端にある小さな島に上陸した。その日から近代シンガポールの歴史が始まる。シンガポールの生みの親“スタンフォード・ラッフルズ”の波乱に満ちた45年の軌跡を辿る一文。


UENOの文化散策(その3)

元在シンガポール日本大使館参事官
(社)日本シンガポール協会顧問 上野景文

中米グァテマラに残るマヤ人の「太陽の日」、及びキリスト教の万霊節に見る凧上げ習慣についてのエッセー


異文化間コミュニケーションにおける 「文化」 とは何か

立命館アジア太平洋大学助教授 小竹裕一

「広大なベルサイユ宮殿にトイレが一つもない」という世界の七不思議が、シンガポールに進出してきたフランス資本の「デリ・フランス」に通ううちに解けてきた!


日本人のシンガポール体験(28) 日本画家久保田米僊の風景画

広島大学助教授 西原大輔

明治の日本画家久保田米僊がパリ万博へ向う船旅の途次、シンガポールに立ち寄った際、14点の絵画を描いている。明治時代の比較的早い時期に、日本人が描いたシンガポール風物を紹介する一文。


アンコール・ワット紀行 ― 今に息づくヒンドゥーの宇宙観

(社)日本シンガポール協会理事 山田 章

カンボジアが誇る、ヒンズー教・仏教混淆の大伽藍、世界文化遺産にも登録されて いるアンコール・ワットにはどこか西洋の響が感じられる。著者が薀蓄を傾けたアンコール・ワットを巡る夫婦二人での知的旅エッセー。


私のゴルフ漫遊記(第11回) ニューヨーク駐在員のゴルフ

(社)日本シンガポール協会会員 深澤満穂

40年前、まだ若かりし頃ニューヨークで楽しんだゴルフの想い出。得意の腕で稼 いだ沢山のコンペ賞品を帰国時にゴルフショップへ売って借金の返済に充てた とか・・・


シンガポール料理との再会 フードスタイリスト 

板井典夫(マロン)

テレビや雑誌でおなじみのフードスタイリスト板井典夫氏が、ソーメンを使って創る シンガポール風スープヌードルのレシピと作り方のコツを教えます。あなたも挑戦し てみませんか。


アーティスト紹介

(社)日本シンガポール協会会員 猪山雄司

上海で活躍中のシンガポール人芸術家Tan Kwank Liangのペイント作品と彫刻作品の紹介です。新しい才能発掘に興味ある向け。 


第36回定例総会の報告

(社)日本シンガポール協会理事長 澤田豊治

第36回定時総会の開催報告。総会終了後、元シンガポール国立大学助教授藤村裕子氏が「日星学生気質」と題して記念講演、最後は例の懇親パーティ。


イベント報告

その1・浅草名所七福神巡り
 浅草観光はとかく浅草寺参拝、仲見世通りでの買い物と食事で終わりがちだが、少し足を伸ばせば、歴史と風格を感じさせる社寺と下町情緒にあふれる散歩が楽しめる。七福神なんて知らなかったという多数のシンガポール人にも好評だったイベント。

その2・第6回懇親ゴルフ大会
 恒例の懇親ゴルフ会も既に第六回、今回は五月のみずみずしい緑に囲まれた中津川カントリークラブで開催。成績の方は、参加者25名中、11名がグロスで100を越えた由。


新入会員から一言

福岡・シンガポール友好協会会長 松井和子

松井和子さんは福岡で、シンガポール人と知り合おう! シンガポール人の生活と文化を知ろう、アジアを知って日本を見直そう! などをモットーに活躍されている方。


会員の新刊書紹介
 1.『海の十字路の交流誌-欧米に翻弄された東南アジア』  矢延洋泰著
 2.「台湾大使の本音録」 大丈夫か、日台関係  内田勝久著


最近の新聞報道から・・・直近3ヶ月のシンガポールの政治、経済、社会情報記事の要約

新会員紹介 

編集後記


機関誌「シンガポール2006年3号」

目 次

巻頭記事
シンガポール・マネーがやって来る! ・・シンガポールの海外投資戦略・・・

(社)日本シンガポール協会理事長  澤田豊治

 金持ち国シンガポールが海外投資を積極的に展開している。その一部が日本へもやって来はじめた。オフイス・ビル、ショッピング・センター、サービス・アパートメントなど大型不動産投資から三井生命の株式取得などへ投資対象が大きく広がっている。


新嘉坡

特定非営利活動法人
日本香港協会理事長  財前 宏

 日頃各種イベントで友好関係を持っている香港協会の皆さん方にも、ご寄稿をお願いすることになった。その第1号は理事長の財前さん。博学の財前さんが明治のジャーナリスト長谷川如是閑の「倫敦!倫敦?」を引用しながら、100年前の新嘉坡を紹介してくれたエッセー。財前さんは湾孔のペンネームで中国経済分析や軽妙洒脱なエッセーを書いていることでもよく知られている。


UENOの文化散策(その4)

駐バチカン大使元在シンガポール日本大使館公使
(社)日本シンガポール協会顧問  上野景文

 この一文をご寄稿頂いた直後にバチカン大使の辞令を拝命された。東西文明への造詣が深い上野さんにはぴったりのお役目である。おめでとうございますと申し上げる と共に、キリスト教の英知が集まるバチカンでのご活躍を心よりご期待申し上げたい。


ノンバーバル・コミュニケーションの重要性 
 ~異文化間コミュニケーションの“鍵”として~

立命館アジア太平洋大学助教授  小竹裕一

 日本人独特の微笑み、ジャパニーズ・スマイルは時として、外国人に不誠実な印象を与えることがある。微笑みやしぐさなど身体の動きで意思を伝えるボディ・ランゲージが言語以上の意味を伝えることもあるので、異文化の世界では充分に留意したい。


日本人のシンガポール体験(29)  シンガポール陥落と日本の詩人たち

広島大学助教授  西原大輔

 第2次世界大戦中のシンガポール陥落を高村光太郎、武者小路実篤、佐藤春夫や三好達治と云った文人がどのように受け止めていたかを検証した、考えさせられる一文である。


星霜移り ― シンガポール再訪記 

(社)日本シンガポール協会会員  佐竹 忠一

 シンガポール駐在から帰国して10年。久しぶりに訪れた懐かしいシンガポールの印象を淡々と綴られた一文。読む人にこの国の変化を教えてくれると共に佐竹さんのシンガポール及びシンガポール人への愛情が感じられるエッセーである。


マラッカ紀行 ― 漁・商・賊  兼業の民 ― 

(社)日本シンガポール協会理事 山田 章

 世界各地を旅行しながら、シンガポールを考える山田さんの旅行エッセーは回を追う毎に冴えてきた。マレーシアのマラッカ海峡への旅は、読者にシンガポールの歴史をもう一度考えさせてくれる内容の濃い一文である。


私のゴルフ漫遊記(第12回・最終回)  ゴルフのジョーク

(社)日本シンガポール協会会員 深澤満穂

 深澤さんのゴルフ談義も回を重ねて12回目、いよいよ最終回。最終回に相応しいウィットに富んだゴルフ・ジョークをお楽しみ下さい。


アーティスト紹介 シンガポール人芸術家 エベリン・ティアン

(社)日本シンガポール協会会員 猪山雄司


ローカルフード「海南チキンライス」 

フードスタイリスト・マロン(板井典夫)


シンガポールの風水事情 

(社)日本シンガポール協会会員 大平 薫

 風水気学カウンセラーという仕事があることを初めて知った。中国人の間では非常にポピュラーな風水気学を仕事にされている大平さんの興味深い一文。


私の勝負の年 - 2006年

シンガーソングライター sachiyo

 シンガポールをテーマに活躍の場を着々と広げている歌姫sachiyoさんが今年を勝負の年と位置づけ、“自分にしか出来ない事を少しずつでもいいから確実にやる”との決意を披露した一文。


イベント報告

  その1・ 第3回シンガポール日本人学校OB懇親会報告
    懇親会の写真、さらに終了後のアンケート結果も含めた元シンガポール
    日本人学校中学部校長関口茂さんの報告。
  その2・ 日本香港協会との懇親会食会
  その3・ 日本・シンガポール国交樹立40周年記念講演会及び懇親会
  その4・ 日本香港協会ウオーキング会 ― 近郊里山を歩こう会 ― への参加
  その5・ 関西・シンガポール同窓会報告
  その6・ 第7回懇親ゴルフ大会の報告


会員の新刊紹介

現代日本文明論  神を呑み込んだカミガミの物語(はなし)上野景文 著


新入会員から一言

日本語教師 早川 正恭

 日本語教師として、中国の大学で中国人に日本語を教えながら、第二の人生を楽しんでいる早川さんが新しく会員になられた。新会員としての挨拶と共に、その教師活動の一端をを紹介してくれた一文。


新会員紹介

最近の新聞報道から

編集後記


機関誌「シンガポール2006年4号」

目 次


2006~2007年 イベント一覧

シンガポール協会は、年間を通じて各種イベントを催し、会員相互の情報交換や懇親を図っています。イベント表を一覧頂き、興味ありそうなイベントがありましたら、是非ご参加下さい。  


シンガポールとの長続きする縁

元在シンガポール大使館公使 前駐イスラエル大使 横田 淳

 今号の巻頭記事は前イスラエル大使の横田さんにお願いしました。シンガポールとイスラエルは密接な関係にある、特に両国軍関係の交流は特筆されると。勿論、詳細は秘密のヴェールに包まれているが、シンガポール建国の際、シンガポール軍の創設に寄与した歴史的関係や両国間の人の往来から窺い知れる面も多いと興味深い一文です。


香港島一周ウオーク

特定非営利活動法人 日本香港協会理事  塚本勝弘

 長年ウォーキングに親しんでいる塚本さんが香港島1周約40キロのウォーキングに挑戦した記録とその前後の失敗談を語ってくれています。一読の価値あり!


UENOの文化散策(その5)

駐バチカン大使
元在シンガポール日本大使館公使
 (社)日本シンガポール協会顧問 上野景文

ホイジンガーによると「近代以前にはスポーツは軍事性・宗教性によって特徴付けられた」。中南米ではサッカーは宗教だと云う認識もある由。


ノンバーバル・コミュニケーションの重要性
  ~異文化間コミュニケーションの“鍵”として~

立命館アジア太平洋大学助教授 小竹裕一

 フランス人男性に向かって、両手の人差し指を立てて、手をコメカミに当てる」、いわゆる鬼のしぐさをすると、「お前は奥さんを寝取られたドジ男だ!」という意味になる由。ボディ・ランゲージは国によって異なる!


日本人のシンガポール体験(30) 森三千代の小説「新嘉坡の宿」

広島大学助教授 西原大輔

 シンガポールと日本人の関係は多彩。今回取上げられた森美千代は詩人金子光春の妻。シンガポールを訪れた際に泊まったホテルでの人間模様が描かれているが、そこにはなぜか一緒に旅していた夫金子光春に関する記述が一切無い。


国際結婚してみれば(19)

フリーライター 青木直美

 シンガポール人を夫に持つ青木さん夫婦の楽しい会話が久しぶりに復帰です。


シンガポールつれづれ草

岡田ビジネスコンサルタンシィ(株)シンガポール 岡田昌光

 永年シンガポールに住み、日系企業のお世話をしている岡田さんが語る最新シンガポール事情の数々。シンガポールのMRT内でも痴漢が増えているとか。


「シンガポールのITと社会」あれこれ
  -早稲田大学シンガポール講義から-

(社)日本シンガポール協会会員 田辺 孝二ほか

 シンガポールがIT先進国であることはよく知られているが、小学校に「インターネットカフェ」が出来ていることまでは知らなかった。シンガポールの最新のIT事情報告。


隠岐紀行 ― 国防・流刑・交易 ―

 (社)日本シンガポール協会理事 山田 章

 山田さんの薀蓄を傾けたエッセーは読み応えがありますよ。


シンガポールで活躍するアーティスト紹介 ベンジャミン・プアー 

(社)日本シンガポール協会会員 猪山雄司

 今回はシンガポールを代表する行動派の若手芸術家「ベンジャミン・プアー」の紹介。文化芸術国家を目指すシンガポールの明日を担う一人です。


素朴なおやつ「パンダンケーキ」

フードスタイリスト・マロン(板井典夫)


イベント報告

  その1・ 上野景文大使御夫妻歓送会
  その2・ アフタヌーン・ティ・サロン
  その3・ Get Together 会員懇親忘年会
  その4・ 第10回シンガポール大使杯ゴルフ・トーナメントへの参加報告
  その5・ みんなでシンガポールのことを語ろう


群馬県立高崎北高校修学旅行事前学習講演会 報告

(社)日本シンガポール協会理事 山田 章

 シンガポールへ修学旅行に行く高校生への事前情報提供活動報告です。


会員の新刊紹介

1・Japan and Singapore: A Multidisciplinary Approach
2・ジャラン ジャラン  =オールドシンガポール散歩=


新刊書紹介

元ASEAN事務総長ロドルフ・C・セベリノ Jr. 著
「Southeast Asia in Search of an ASEAN Community」


新法人会員紹介 
  MAYA Manufacturing &Trading Company

 MAYAグループを率いるChangさんは今年79歳、裸一貫から成功したシンガポールのビジネスマン。当協会役員の中にも知事が少なくない。先般近藤理事が訪星時に協会活動への支援を要請したところ、快く法人会員になってくれました。Changさんありがとう。


最近の新聞報道から ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47

新会員紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58

編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50

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